知らなきゃ損する OJTのツボ

管理者がOJTをするうえで役に立つ情報を発信します。

中小企業の働き方改革

中小企業の働き方改革(4) 働き方改革をするための取り組みその3は、社員が長く働ける仕組みの整備です。つまり人事制度を整備します。まずは人事制度を整備することが、働き方改革にどう繋がるのかという点を説明します。働き方改革その1では、経営者の…

中小企業の働き方改革

中小企業の働き方改革(3) 社員の働き方改革をするための取り組みその2は、組織運営を基本通りに実行することです。従来から続く個々の管理者による自己流の組織運営はやめ、全ての管理者が組織運営の基本を実行します。そのためには、①管理者の育成と②組…

中小企業の働き方改革

中小企業の働き方改革(2) 中小企業の働き方改革として、まず「経営者の意識改革」への取り組みを提案します。経営者としてこれを機に従来からの経営に対する考え方を変え、仕事の仕組みそのものを変えるという強い意思を持ってもらいます。なんだかんだと…

中小企業の働き方改革

中小企業の働き方改革(1) 「働き方改革」についての意見です。日本全体で働き方を変えるということは、大袈裟に表現すれば、世の中の仕組みを今までと違うものにすることです。世の中が変わるわけですから「働き方改革」という方向には大賛成です。ただし…

印象より相性

人間関係作りでは、第一印象が全てを決める。第一印象こそ極めて重要だと話す人がいます。確かに人の第一印象は、その後の関係性に影響を与えます。それ故にそうした人たちは、相手に好印象を与える工夫にお金と時間をかけています。(誤解のないように言い…

経営者への提案

スポーツや習い事をはじめると、誰もが早く上手くなりたいと願うものだが、上達するには何と言っても、基本や原理原則を身につける事である。基本や原理原則を習得した管理職とそれをせずに自己流で行動する管理職の間には、組織を運営するうえで、いろいろ…

上司力のない管理者が発する10のセリフ⑩ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ⑩「勝手なことをするな」 部下の考えや行動を認めない(受け入れない)セリフです。 確かに前もって相談もしないで自分勝手なことをする部下には注意とペナルティーが必要です。 しかし仕事の中では、「自分で考えろ、も…

上司力のない管理者が発する10のセリフ⑨ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ⑨「言い訳するな」 部下の逃げ道をなくしてしまうセリフです。 事情を説明しながら言い訳をする場合もあります。部下は自分のミスだと自覚していても、状況を細かく説明するあまり、言い訳のようになってしまったのかも…

上司力のない管理者が発する10のセリフ⑧ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ⑧「やる気あるのかよ」 仕事への取り組み姿勢を否定して、一気にやる気を消してしまうセリフです。 上司が「やる気はあるのか」と口にすることで、肝心の部下のやる気を削ぐことになってしまいます。まじめに取り組んで…

上司力のない管理者が発する10のセリフ⑦ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ⑦「なんでこんなことも(この程度のことも)できないんだ、なんで、どうして、何故なんだ」 反論の余地も与えないセリフです。詰問です。 こんな疑問形、なぜ、どうしてを繰り返し言われると問い詰められ責められている…

上司力のない管理者が発する10のセリフ⑥ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ⑥「もっと会社のことを考えろ」 せっかくの部下の努力を承認しないセリフです。 この言葉は、上司が自分の都合や立場が悪くなったときに使う場合が多いようです。業績が落ちたときに「会社のことを考えて、もっと業績あ…

上司力のない管理者が発する10のセリフ⑤ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ⑤「結果を出してから言え」 部下のアイディアを摘み取るセリフです。 部下が「こんなやり方はどうでしょうか」「会社として基準を見直してはどうでしょうか」と提案したのに、「言いたいことがあるなら、結果を出してか…

上司力のない管理者が発する10のセリフ④ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ④「ウチはそういう会社だから」 部下のやる気を萎えさせるセリフです。 上司としては会社の立場を考えて弁護しているようなのですが、実は「会社に期待しても無理だよ」と諦めていることが分かります。 自分が会社に期待…

上司力のない管理者が発する10のセリフ③ (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ③「余計なことするな、言われたことだけをやっていればいいんだ」 部下の成長にフタをするような残念なセリフです。 上司から仕事を指示された部下が、「こういうやり方はどうでしょうか、効率が良いのでは」と提案した…

上司力のない管理者が発する10のセリフ② (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ②「だからお前はダメなんだよ」 部下の過去の努力を否定するセリフです。 技術的な部分や行動面の修正を望むのならまだしも、「(そんなやり方じゃぁダメだ)だからお前はダメなんだよ」と、「お前は」を主語にして部下…

上司力のない管理者が発する10のセリフ① (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ①「オレがやるからいいよ(こっちに渡せ)」 このひと言は、部下の成長機会を奪うセリフです。「お前は仕事ができないんだから、早くこっちに渡しなさい」と断定しているようなものです。 状況としては、部下の失敗やト…

優先順位付けが苦手で重要なことを後回しにする部下への指導

優先順位付けが苦手というタイプの人がいます。 職場にも、大事なことは後回しで余計なこと先にする、そんな部下はいます。 A君は何が大事なのかがよく理解できていないタイプ。 B君は状況は把握して、何が大事なのかは分かっているものの、自分が気になるこ…

失敗したらどうなるかというリスクを考えずに行動する部下への指導

失敗を恐れずに挑戦するタイプの人がいます。 部下も失敗をしながら成長していくのですが、部下の中には、とにかくやってみなきゃ分からないと言いながら、リスクを考えずに出たとこ勝負的な行動をするタイプが存在します。積極的なところは認めるのですが・…

相手の顔色をうかがって言いたいことが言えない先輩社員への指導

このタイプの人は、後輩を注意するとき、自分が悪いわけではないのに言い訳をしながら遠慮がちに注意します。「うまくいかなかったのは、私がちゃんと確認しなかったからだね。そこは私にも責任があるかな・・・」などと言いながら注意するのがこのタイプで…

期限が迫ってきてもなかなか着手しない部下への指導

問題を先延ばしする性格タイプの人がいます。 そんなタイプ人は、厄介な案件になると、いつまで経っても決めないままでいます。それはもう優柔武断というよりは決断放棄に近い。 自分の部下がこのタイプだったら・・・ 自分で決めようとしないので、事態が悪…

フィードバックしないと、部下は遭難する?! 3

また、フィードバックをする際は、以前ご紹介したように、基本として、進捗状況の振り返りとセットで実施します。 部下に単なる報告をさせ、ダメ出しや要望を伝えるより、「振り返り」をして自己の行動を客観視してもらってから、フィードバックをする方が効…

フィードバックしないと、部下は遭難する?! 2

「目標達成」という登山の最中に部下を遭難させないためにも、フィードバックを行いましょう。フィードバックを成功させるツボをご紹介します。 ①フィードバックは早めに(タイムリー)に 早めに行なうことで、残りの時間が多くなるので、軌道修正がやりやす…

フィードバックしないと、部下は遭難する?! 1

今までに<フィードバック」のテクニック>、<面談時の「振り返り」と「フィードバック」のセット化>の話をしてきました。 フィードバックという行為を非常に推しているわけですが、一体なぜでしょう? そんなに必要なものなのでしょうか? 実は、フィード…

「振り返り」で、OJTの効果を高める

面談、やってますか? こまめにやってます、という方、きっといらっしゃいますよね。 では、面談の中で「振り返り」は、やってますか? 「振り返り」とは、言葉の通り、部下に自分の仕事状況、やり方などを思い返してもらうことです。「ここは大変だったけど…

部下を動かすフィードバック術3

前回、フィードバックで、相手の言動(行動の事実)に、OKや大丈夫を伝えること(承認)は、部下の「やる気・自発的行動」を促す効果があるといいました。 世の中ではフィードバックのことを、個人的に呼び出して評価を伝えたり、振り返りをさせたりする面談…

部下を動かすフィードバック術2

前回は、部下の「やる気・自発的行動」を促すためには、「成功体験」を上司が自覚させること、と記しました。 では、上司はどう働きかけたらよいのでしょう? 誉めまくる ? おだてる? いっぱいおごる? そんなこと、実は大切ではないのです。上司がやるべ…

部下を動かすフィードバック術1

子供を育てる、部下を育てる、自分を育てる・・・人を育てるうえで大事なことがあります。それは「動機づけ」。「やる気・自発的行動を促すこと」です。言葉で表現すると簡単ですが、相手を「やりたい、やってみたい」とその気にさせることは実に難しいもの…