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知らなきゃ損する OJTのツボ

管理者がOJTをするうえで役に立つ情報を発信します。

「振り返り」で、OJTの効果を高める

面談、やってますか?

こまめにやってます、という方、きっといらっしゃいますよね。
では、面談の中で「振り返り」は、やってますか?
 
「振り返り」とは、言葉の通り、部下に自分の仕事状況、やり方などを思い返してもらうことです。「ここは大変だったけど、周囲の協力を得られて乗り越えられた」「あれはあのやり方をすればよかったのでは」など、その時は夢中で分からなかった良かった点、悪かった点、悩んだ点などを客観的に見ることができます。つまり、反省や納得、発見をすることができ、いわゆる「気付き」が得られるのです。
 
「振り返り」は一人でもできますが、さらに、その効果をパワーアップするために、上司からの「フィードバック」をセットにしましょう。
 
仮に、あなたが部下Aさんと面談しているとしましょう。Aさんとしてはこれがベストだと思い込んでいたやり方があって、それで業務を進めていたとします。それなりに結果を出していますが、実は上司のあなたは、その方法よりさらに効率的なやり方を知っていたとします。さあ、どうAさんに伝えますか?
 
「あのやり方が一番いいと思っているのか? もっといい方法あるのに! 教えてやろうか? 俺の経験から言うとだな〜」
 
・・・一昔前はこんな上から目線の上司、たくさんいましたね。
名付けて「教えてやろう上司」(苦笑)
言われた部下にしたら「なんだよ、じゃあ最初から教えてくれよ! やな感じ!」って、ちょっと腐りたくなりますよね。
 
では、フィードバック術で伝えてみましょう。フィードバックとは、相手が言ったことや行ったこと=“行動の事実”を受け止めて、それを承認すること。それによって相手に成功体験を提供する・・・と過去3回では書きました。
 
例えば、こんなふうに・・・(少しフランクな上司だと思って読んでください)
 
「Aさんにとっては今のやり方がベストなんだね。スピード感としてはいいやり方だとは思うけど、少しスタッフの負担が大きいように見えるんだ。何か対策はないかな?(僕が同じ担当だったときの経験を少し話すね)」
 
どうですか? こんな言い方だったら、無下にされている気はしませんよね。相手が頑張ってきたことを認めて、「いい点」「悪い点」を具体的に指摘し、改善を一緒に考えようというメッセージを送っています。
 
この「いい点」「悪い点」を具体的に指摘して、上司としての感想を述べているのが、振り返り中のフィードバックのツボです。「これが良かったんだ」「これがダメだったんだ」と部下一人では見えてなかったところまでの「気付き」を促すことができるのです(きっと部下の人は、ハッとするでしょう)
 
この伝え方をすれば、モチベーションを落とさずに、ダメ出しもアドバイスも受け入れてもらいやすくなります。
 
さあ、要望を一方的に伝えるだけや、部下の報告を聞くだけの面談はもうやめましょう。「振り返り」と「フィードバック」。セットがお得です!

 

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