部下を動かすフィードバック術2
前回は、部下の「やる気・自発的行動」を促すためには、「成功体験」を上司が自覚させること、と記しました。 では、上司はどう働きかけたらよいのでしょう?
誉めまくる ? おだてる? いっぱいおごる?
そんなこと、実は大切ではないのです。上司がやるべきは、とってもシンプル。
フィードバックで、部下の“行動の事実” を“承認”すればいいのです。
- “行動の事実“というのは、相手のとった言動(こちらの想像や思い込みでなく、あくまでも相手のリアルな言動)です。
- “承認”とは、相手にOKや大丈夫を伝えることです。
ごく簡単に言うと、上司が「この行動はOK!」と承認すれば、「よし、あの成功体験をもう一度!」と動いてくれるようになるわけです。
承認といって皆さんが思い浮かべるのは、SNSの「イイネ」ではないでしょうか。あれって、もらえるとなんだか嬉しいですよね。逆に、いつもしてくれる人がしてくれないと、寂しかったり不安になったり。いい年をしたおじさんといえども、ちょっと気分を左右されてしまうものです(笑)。
“行動の事実”と“承認”についてもう少し具体的な話は、また次回に。
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