知らなきゃ損する OJTのツボ

管理者がOJTをするうえで役に立つ情報を発信します。

2016-01-01から1年間の記事一覧

上司力のない管理者が発する10のセリフ② (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ②「だからお前はダメなんだよ」 部下の過去の努力を否定するセリフです。 技術的な部分や行動面の修正を望むのならまだしも、「(そんなやり方じゃぁダメだ)だからお前はダメなんだよ」と、「お前は」を主語にして部下…

上司力のない管理者が発する10のセリフ① (部下に言ってはいけない10の言葉)

こんな管理者が組織活性化を阻害する ①「オレがやるからいいよ(こっちに渡せ)」 このひと言は、部下の成長機会を奪うセリフです。「お前は仕事ができないんだから、早くこっちに渡しなさい」と断定しているようなものです。 状況としては、部下の失敗やト…

優先順位付けが苦手で重要なことを後回しにする部下への指導

優先順位付けが苦手というタイプの人がいます。 職場にも、大事なことは後回しで余計なこと先にする、そんな部下はいます。 A君は何が大事なのかがよく理解できていないタイプ。 B君は状況は把握して、何が大事なのかは分かっているものの、自分が気になるこ…

失敗したらどうなるかというリスクを考えずに行動する部下への指導

失敗を恐れずに挑戦するタイプの人がいます。 部下も失敗をしながら成長していくのですが、部下の中には、とにかくやってみなきゃ分からないと言いながら、リスクを考えずに出たとこ勝負的な行動をするタイプが存在します。積極的なところは認めるのですが・…

相手の顔色をうかがって言いたいことが言えない先輩社員への指導

このタイプの人は、後輩を注意するとき、自分が悪いわけではないのに言い訳をしながら遠慮がちに注意します。「うまくいかなかったのは、私がちゃんと確認しなかったからだね。そこは私にも責任があるかな・・・」などと言いながら注意するのがこのタイプで…

期限が迫ってきてもなかなか着手しない部下への指導

問題を先延ばしする性格タイプの人がいます。 そんなタイプ人は、厄介な案件になると、いつまで経っても決めないままでいます。それはもう優柔武断というよりは決断放棄に近い。 自分の部下がこのタイプだったら・・・ 自分で決めようとしないので、事態が悪…

フィードバックしないと、部下は遭難する?! 3

また、フィードバックをする際は、以前ご紹介したように、基本として、進捗状況の振り返りとセットで実施します。 部下に単なる報告をさせ、ダメ出しや要望を伝えるより、「振り返り」をして自己の行動を客観視してもらってから、フィードバックをする方が効…

フィードバックしないと、部下は遭難する?! 2

「目標達成」という登山の最中に部下を遭難させないためにも、フィードバックを行いましょう。フィードバックを成功させるツボをご紹介します。 ①フィードバックは早めに(タイムリー)に 早めに行なうことで、残りの時間が多くなるので、軌道修正がやりやす…

フィードバックしないと、部下は遭難する?! 1

今までに<フィードバック」のテクニック>、<面談時の「振り返り」と「フィードバック」のセット化>の話をしてきました。 フィードバックという行為を非常に推しているわけですが、一体なぜでしょう? そんなに必要なものなのでしょうか? 実は、フィード…

「振り返り」で、OJTの効果を高める

面談、やってますか? こまめにやってます、という方、きっといらっしゃいますよね。 では、面談の中で「振り返り」は、やってますか? 「振り返り」とは、言葉の通り、部下に自分の仕事状況、やり方などを思い返してもらうことです。「ここは大変だったけど…

部下を動かすフィードバック術3

前回、フィードバックで、相手の言動(行動の事実)に、OKや大丈夫を伝えること(承認)は、部下の「やる気・自発的行動」を促す効果があるといいました。 世の中ではフィードバックのことを、個人的に呼び出して評価を伝えたり、振り返りをさせたりする面談…

部下を動かすフィードバック術2

前回は、部下の「やる気・自発的行動」を促すためには、「成功体験」を上司が自覚させること、と記しました。 では、上司はどう働きかけたらよいのでしょう? 誉めまくる ? おだてる? いっぱいおごる? そんなこと、実は大切ではないのです。上司がやるべ…

部下を動かすフィードバック術1

子供を育てる、部下を育てる、自分を育てる・・・人を育てるうえで大事なことがあります。それは「動機づけ」。「やる気・自発的行動を促すこと」です。言葉で表現すると簡単ですが、相手を「やりたい、やってみたい」とその気にさせることは実に難しいもの…