知らなきゃ損する OJTのツボ

管理者がOJTをするうえで役に立つ情報を発信します。

フィードバックしないと、部下は遭難する?! 3

 また、フィードバックをする際は、以前ご紹介したように、基本として、進捗状況の振り返りとセットで実施します。

 

 部下に単なる報告をさせ、ダメ出しや要望を伝えるより、「振り返り」をして自己の行動を客観視してもらってから、フィードバックをする方が効果的です。

 

 あらかじめ設定した面談やミーディングなど定期的な機会でなくても、必要に応じて実施しましょう。

 

フィードバックのタイミングとしては・・・

 

①目標に向かってうまく進んでいるとき

 このフィードバックは、「うまくいっているよ」と伝えることで行動が促進されます。動機付けとなって届きます。

 

②行動に微妙な変化があったとき

 予定と違う行動が少し見えたときにします。その後の大きな変化(ミス)を予想したリスク管理に繋がります。

 

③行動が止まっているとき

 停滞していることを気付かせ、今後の活動を考える機会に繋げます。

  

④フィードバックを求められたとき

 自信がなかったり迷ったりしているのかも知れません。何かしら問題認識をしてそれを解決したいと考えているのではないでしょうか。自己成長したいという意思表示として受け止めましょう。

 

 

 こまめなフィードバックは、部下に安心と信頼を与えます。一人で仕事している孤独感からも抜けることができます。また、上司であるあなたのリスク管理にもなります。 部下のためにも、自分のためにも、ぜひ実行していきましょう。

 

 

 

(c)2016 We'LL ウイル・コンサルティング&kotonoha